idemitsuでんきvsしろくま電力｜どっちが安い？【電気代 2024年版】

ガソリンスタンドでお馴染みの「idemitsuでんき」と、環境にやさしいグリーン電力が魅力の「しろくま電力」の電気料金は、どちらが安いのでしょうか？

両社を比較したところ、地域や契約内容によってお得な電気会社が異なる結果となり、年間41,000円の差が出る場合もありました。

当サイトの電気料金比較は、

• 燃料費調整額・電力調達調整費
• 再エネ賦課金
• 割引メニュー・ポイント付与　など

を含め、各社の契約内容ごとに1年間の電気料金を検証し、その内訳を掲載しています。

分かりづらい料金プランの特徴を知り、あなたのご家庭に合う電力会社が見つかれば幸いです。

料金プランの比較

まず、料金プランを比較してみましょう。

いずれも一般家庭用のプランを比較します。

※idemitsuでんきの「オール電化プラン」は比較対象外とします。エコキュート等により夜間・夜中に電気を多く使用する家庭は検討しても良いでしょう。

基本料金

まずは基本料金です。

しろくま電力の方が数百円安い料金となっています。

電力量料金

電力量料金は「単価×使用量」で算出します。

idemitsuでんきは、1か月の電気使用量が少ないうちは単価が低く設定され、使用量に応じて段階的に高くなります。

一方、しろくま電力は電気使用量に関わらず、一律同じ料金単価です。

勘違いが起きやすいのですが、電気使用量が増えても全体に対して単価が上がるわけではありません。
 第1段階、第2段階、第3段階はそれぞれの単価で計算されます。

基本料金＋電力量料金では、しろくま電力の方が圧倒的に安い料金単価となっていますが、後述の燃料費調整額・電源調達調整費による影響も大きいので注意が必要です。

燃料費調整額・電源調達調整費

idemitsuでんきは燃料費調整額、
しろくま電力は電源調達調整費を加算します。

それぞれ「単価×使用量」で算出しますが、月ごとに単価が異なります。

燃料費調整額・電源調達調整費の毎月の単価に5円の差があったとしたら、年間の電気使用量が4,000kWhだとして、年間20,000円の料金差になるということです。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の単価は全国・各社で一律のため、料金比較上は考慮不要です。

環境に配慮した再生可能エネルギーを奨励する政府の取組で「単価×使用量」が料金に加算されます。

単価は、毎年度、経済産業大臣によって定められ、毎年5月分から翌年4月分までの電気料金に適用されます。

期間	単価（1kWhあたり）
2024年5月分～	3.49円

割引メニュー

割引メニューと各種ポイント付与をまとめると下表のとおりです。

年月	idemitsu	しろくま
	継続利用	500円分ポイント付与	―
ガソリン値引き	最大200円/月
ポイント付与	1.0％想定 （カード決済分ポイント）	1.0％想定 （カード決済分ポイント）

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試算の結果

料金プランを比較したところで、idemitsuでんきとしろくま電力の電気料金を試算してみました。

試算するにあたって、以下の前提を設定しています。

試算の前提

東京電力エリアの試算結果

東京電力エリアの場合、
上記の試算の前提で、年間支出を比較すると

idemitsuでんきが年間28,351円お得
（40A・4,000kWh使用の場合）

でした。

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	20A	30A	40A	50A	60A
3,000kWh (月平均250kWh)	idemitsu 24,780円お得	idemitsu 24,523円お得	idemitsu 24,263円お得	idemitsu 24,004円お得	idemitsu 23,746円お得
4,000kWh (月平均333kWh)	idemitsu 28,868円お得	idemitsu 28,610円お得	idemitsu 28,351円お得	idemitsu 28,094円お得	idemitsu 27,834円お得
5,000kWh (月平均417kWh)	idemitsu 31,900円お得	idemitsu 31,642円お得	idemitsu 31,384円お得	idemitsu 31,122円お得	idemitsu 30,864円お得
6,000kWh (月平均500kWh)	idemitsu 34,723円お得	idemitsu 34,462円お得	idemitsu 34,204円お得	idemitsu 33,945円お得	idemitsu 33,687円お得
7,000kWh (月平均583kWh)	idemitsu 37,538円お得	idemitsu 37,279円お得	idemitsu 37,021円お得	idemitsu 36,762円お得	idemitsu 36,508円お得

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一人暮らし（契約アンペア「20～30A」、年間電気使用量「～3,000kWh」想定）

• idemitsuでんきがオススメ！
• ～約24,700円お得

２人暮らし（契約アンペア「30～40A」、年間電気使用量「3,000kWh」想定）

• idemitsuでんきがオススメ！
• ～約24,500円お得

３人暮らし（契約アンペア「30～40A」、年間電気使用量「3,000～4,000kWh」想定）

• idemitsuでんきがオススメ！
• ～約28,600円お得

４人暮らし（契約アンペア「40～50A」、年間電気使用量「3,000～5,000kWh」想定）

• idemitsuでんきがオススメ！
• ～約31,300円お得

５人以上暮らし（契約アンペア「50～60A」、年間電気使用量「4,000～6,000kWh」想定）

• idemitsuでんきがオススメ！
• ～約33,900円お得

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北海道電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間465円お得
（40A・4,000kWh使用の場合）

東北電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間28,291円お得
（40A・4,000kWh使用の場合）

中部電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間28,130円お得
（40A・4,000kWh使用の場合）

北陸電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間19,015円お得
（40A・4,000kWh使用の場合）

関西電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間18,485円お得
（4,000kWh使用の場合）

中国電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間18,974円お得
（4,000kWh使用の場合）

四国電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間14,731円お得
（4,000kWh使用の場合）

九州電力エリアの試算結果

idemitsuでんきが年間28,913円お得
（4,000kWh使用の場合）

電気会社変更の手続きはカンタン！

契約変更でしながちな勘違い３選

電力会社によって停電が起こりやすくなることないの？

電力会社によって停電が起こりやすくなることはありません。

電気は同じ送電線から供給されるため、電力会社によって停電が起こりやすくなったり、明るさが変わることはなく、同じ品質の電気が利用できます。

契約先の電力会社が倒産したら、電気は止まらないの？

契約先の電力会社が倒産しても、急に電気が使えなくなることはありません。

既存の電力会社が代わって電気を供給するよう義務付けられています。

契約変更の手続きが面倒くさそう…

契約中の電力会社の「解約手続き」や「切替工事」は不要です。

新契約先の電力会社が、契約者に代わって解約手続きをします。

送電線は変わらないため、切替工事は発生しません。

 スマートメーターが設置されていない場合のみメーター交換あり（無償・手続き不要）

契約変更｜かんたん１ステップ

参考

燃料費調整額・電源調達調整費とは？

なぜ、idemitsuでんきは「燃料費調整額」で、しろくま電力は「電源調達調整費」なの？

idemitsuでんきは日本全国に自社の発電所を有しており、自社で電気を発電する際の火力燃料費の価格変動を電気料金に迅速に反映させるために「燃料費調整額」で調整されています。

石油・石炭・LNG（天然ガス）などの火力燃料の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため、その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度による金額です。

idemitsuでんき＞よくあるご質問＞燃料費調整額とは何ですか。

一方で、しろくま電力はFIT電気や卸電力取引所からの調達により、二酸化炭素排出量ゼロのグリーン電力による供給しています。

電源調達調整費単価とは、当プランの電力調達にかかる費用の変動を毎月反映いたします。算出にあたり、日本卸電力取引所のスポット市場価格を参照いたします。

しろくま電力＞料金プラン＞電源調達調整費単価について

燃料費調整額・電源調達調整費は、それぞれどのように決定しているの？

燃料費調整額の仕組み

• 火力燃料の３か月間の貿易統計価格（燃料費・為替レートが反映）にもとづき、毎月平均燃料価格を算定
• ➀で算出された平均燃料価格と基準燃料価格との比較による差分にもとづき、燃料費調整単価を算定
• ２か月後の電気料金に反映
  ※１～３月の貿易統計価格が６月の電気料金へ反映される

電源調達調整費の仕組み

• 電源調達調整単価＝（エリアごとに定める「調整基準単価」）ー（毎月の「市場平均単価」）
  • ただし、マイナスとなった場合は0円とし、料金高騰の際の準備金・還付金となる
• 翌月の電気料金に反映

まとめ

電気は、電力会社を変えても同じ質のサービスが受けられるため、料金が高い電力会社と契約していたら損をし続けることになります。

1年間で10,000円の差が、10年間で100,000円の差となります。

10万円あれば、高級ホテルに泊まったり、高い洋服やカバン、Apple製品などを購入できたのに、もったいない気分になりますよね！

電気料金は毎月必ず発生する固定費であり、節約すれば大きな効果が見込まれます。

一方で、しろくま電力のようにグリーン電力の利用により環境保護に貢献できるサービスもあります。

電気料金への影響額と地球にやさしい環境保護の影響をてんびんにかけて、お好みの電力会社を選択してください。

契約手続きはカンタン！後伸ばしにするほど損をするため今すぐに手続きしてくださいね！

おトクな電力会社と契約して節約しましょう！